卸売り業界での業界課題

主として商品・サービスの販売を行う卸売り業界でもデジタル化の推進が主語になって久しいが、未だデジタルを活用した業務改革や構造改革に取り組んでいる企業は、まだまだ少ない。受発注の管理から倉庫管理、請求書の発行など様々な業務が日々発生はしているが、何から始めれば良いか？分からない。
どのくらい費用がかかってしまうのか？など心配が先行し、なかなか一歩を踏み出せない企業は多い。
当社へも様々なご相談・ご依頼を頂く中、まずは概算費用のご依頼や実際のサービス導入時の費用などをお知りになりたい担当者様からの相談は多い。但しコロナ禍を契機として、より具体的なご相談や案件相談が増加してきている。具体的な業務にターゲットを絞った事案が増えており、中でも自社倉庫でのアナログ作業をデジタル化したい。という依頼は確実に増加している。

あるお客様の場合

当社にご相談いただいた食品卸売業のA社様の課題も、より具体的であり明確だった。主にサプライチェーン業務に関する下記の点・社内業務をデジタル化したい。というのがご依頼の要件。

• 顧客からの受注対応のアナログ運用をデジタル化したい。
• 請求書や納品書対応が手書き対応で業務負荷が大きい。このままでは今後、事業拡大時には対応出来なくなる。
• 在庫管理がアナログ集計の為、確認作業の手間がかかりミスも発生してしまう。
• 店舗からの納品確認への回答や、物流倉庫への出荷指示業務がアナログで現場が謀殺されている。
• よりスピード感をもって対応出来るソリューションやサポート企画を捜している。

具体的かつ、受発注の管理から倉庫管理までの一連の業務負荷を軽減するためのデジタル化要望であり、以前と比較するとより現場に即しつつ業務フロー全体を改善したい。という点が色濃く出てきていると感じる。